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入力系脳神経の入る高さ
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入力系のVIII、V、II、Iが脳に入る位置は、それぞれ、脳幹、脳幹、間脳(視床)、終脳(大脳皮質)である。番号順に中枢神経を下から上へ並んでいるが、なぜIIやIは、脳幹に入らず、それより上方の間脳やさらに上方の終脳に入るのだろうか?
≪図 入力系脳神経の入る位置≫
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「等高線理論」は脳神経にも応用でき、脳神経の番号の大きいものほど尾側(下方)に、番号の小さいものほど中枢神経の頭側(上方)に入る。
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脊髄神経はすべて脊髄に入る。そして、脳神経のうちXII〜IIIまでは脳幹に入ることができたものの、間脳・終脳が上方へ伸びていくため、入る位置がずれてしまい、IIは間脳に、さらにIは間脳にすら入ることができずその上方の終脳に入ることになってしまったのであろう。
≪図 入力系脳神経の入る位置と等高線理論≫