解剖モデルのまとめ

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    解剖モデルができるまでの流れは、@まず脳幹から頭尾方向(Z方向)に成長し、脊髄・脳幹・間脳・終脳が生じ、A終脳が大きく発達して脳幹と直接連絡するまでになり、BArcheocerebellum+Paleocerebellumが脳幹の中央から背側に(Y方向)発生し、CNeocerebellumが脳幹の腹側から左右に(X方向)発生してから背側へ回り込むように発達する。

 

    解剖モデルの図形的特徴は、(1)中枢神経は脊髄・脳幹・間脳・終脳・小脳(Archeocerebellum+Paleocerebellum または Neocerebellum)の、5つのパーツからなること、(2)パーツは基本的に脊髄・脳幹・間脳・終脳が順に縦方向にならんでいること、(3)終脳と脳幹との間に、間脳をとばして直接連続する部分があること、(4)小脳は脳幹とのみ連続していること、である。

 

    5つの機能のカテゴリーができるのと同時に、中枢神経の構造に後と前、頭と尾の極性ができた。つまり、この5つの機能のカテゴリーを示す図は、機能の原始的な分類であるとともに解剖の原始的な形でもある。だから、この図を解剖モデルに反映することができる。
≪動画 機能モデルができるまで・解剖モデルができるまで≫

 

    PartIIではこの解剖モデル上に、10の機能について回路を展開する。回路の始点・中継点・終点・交叉レベルは、まずこれらの5つのパーツのどこにあたるかを大まかに理解すれば、とんでもない間違いは起こらない。また、パーツの図形的な連続性に注目すると、回路の走行が理解しやすい。

動画 解剖モデルができるまで